主な支出の目安割合
家計簿を管理する上で、なににいくら使ったかを把握することも大切ですが、
収入に対する支出割合(%)を把握することも非常に大切です。
当たり前な話ですが、
収入以上に支出があると、資産は増加しません。
各支出の目安割合を把握することで、
目指すべき基準が見えてきます。
支出の大小については、
個人の価値観が色濃く反映されるので、正解はありませんが、
目安割合を知ることで自分の現在地を把握することができると思います。
例えば、
・お金を貯めたいと思っているのに、なかなか貯まらない。
→目安割合を把握することで、削減するべき支出がわかる。
・使いすぎている思っているけど、ついつい・・・。
→目安割合を把握することで、実際は考えすぎていただけなんてことも。
貯めることも大切ですが、お金は使うためにありますから、
どのように使うかが大切です。
そのために感覚ではなく、数字で支出を把握しましょう。
それでは、収入に対する主な支出の目安割合を見ていきます。
食費15%~20%
基本的には、自炊することで必要最低限の支出に抑えることができます。
また、最近はウーバーイーツの注文が食費を圧迫しているというケースも少なくありません。
便利な世の中ですが、食費が30%超になる場合には、使いどころを検討した方がよいでしょう。
忙しくてご飯を作る時間がない場合には、作り置き等がおすすめです。
住居費20%~25%
住居費は、固定費なので高ければ高いほど毎月の支出に与える影響は大きくなります。
家計簿を管理する上で、まず固定費(住居費・通信費・保険費等)の見直しから
進めると無駄な支出が削減できるでしょう。
居住費に関して、こちらの記事を参考にしていただければと思います。
通信費5%以下
今や携帯電話・Wi-Fi等の通信機器は必需品ですが、個人に合わせて最適なものを選択する必要があります。
住居費でもお伝えしましたが、通信費は毎月一定額の支払いをする固定費であるため、
高ければ高いほど家計に与える影響は大きくなります。
面倒ですが、一度最適なプランを設定して毎月3,000円の支出を減らすことがができれば、
年間36,000円の支出減に繋がるので、面倒でも一度設定すれば、長く恩恵を感じることができます。
iPhoneユーザーに向けて、最適な機種の選び方はこちらの記事を参考にしていただければと思います。
貯蓄率30%以上
食費や居住費等で、目安割合を定めているのは支出を減らして貯蓄率を上げるため。
そして貯蓄率を上げるために有効なのが、家計簿管理なのです。
支出を管理して、少なくとも毎月貯蓄率15%以上は達成したい数字となります。
また、現金のみでなくNISAやideco等の非課税投資商品を有効に活用していけると
よいでしょう。
投資は、「怪しい」・「ギャンブル」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、
投資に関する書籍を2~3冊読めば「投資」に対して自分なりの意見が持てると思います。
食わず嫌いをしてしまうのは、もったいないので2.3口食べてみて
それでも自分に合わなければ食べるのをやめることをおすすめします。
ここまで主な支出の目安割合を書いてきましたが、
目安は目安なので、各家庭事情に合わせてリバランスしてご活用ください。
無駄な支出を減らして、資産を増やしていきましょう!